Brandberg Quartz & Hyalite
Locality: Goboboseb Mountains, Brandberg District, Erongo Region, Namibia
Size: 60mm x 48mm x 43mm
Weight: 90g
商品説明:
色濃いアメジストの芯を包み込む様にして大きく成長した、骸晶型のとても美しい造形を堪能できるブランドバーグクォーツです。表面や背後には茶色いハイアライトの塊が付着していて、独特の色合いのコンビネーションが野生の純潔な美しさを放っています。
各鉱物の特徴:
<ブランドバーグ水晶(Brandberg Quartz)>
ナミビアのBrandberg Mountain周辺で産出するバラエティに富んだ水晶で、アメジストとスモーキーのファントムが見られる水晶や、赤や黒のヘマタイトを内包したアメジストに代表されます。セプターやスケルタル(ウィンドウ)、水入り、プレナイトやカルサイトを伴ったものなども産出され、磨かれたかのように美しい照りと高い透明度を持つこれらの水晶は、一種のブランドの様に認識されています。また、この産地の水晶やアメジストに見られる赤く細長い薄片の内包物は、レピドクロサイトとして紹介されていることが多いようですが、メキシコやカザフスタンのストロベリークォーツの内包物が鱗鉄鉱(レピドクロサイト/Lepidocrocite)ではなくヘマタイトであることを証明したJohn S. White (2000 & 2010)によると、水晶に見られるこのような内包物がレピドクロサイトであることを明確な根拠や研究データを基に証明している論文や文献は、彼の知りうる限りこれまでには存在していないそうです。実際には一部の文献による十分な説明や根拠を伴わない記載がきっかけとなって、これらがレピドクロサイトであると広まってしまったとしか考えられないそうで、逆にヘマタイトやゲーサイトであることを示している研究は相当数あるそうです。これらのことは決してこれらの水晶の魅力や美しさを損なうものではありませんが、今後の研究にも注目していきたいところです。
<紫水晶(アメジスト/Amethyst)>
水晶に混入した微量の鉄イオンが原因で、天然の放射線により発色したものです。直射日光(紫外線)により退色するので注意が必要です。
<玉滴石 (ハイアライト/Hyalite)>
オパール(蛋白石)の一種で、ペグマタイトの空隙や温泉中に珪酸分の沈殿物として生成されます。無色透明の不定形および球状で水滴に似ていることから玉滴石と呼ばれ、魚卵や泡の様にくっついて塊状に集合していることも多いです。Muller's Glassとも呼ばれ、含有するウランにより紫外線で緑色に蛍光します。
パワーストーンとしての意味・効果:
<ブランドバーグ水晶(Brandberg Quartz)>
様々なタイプの水晶が産出されるので一概には言えませんが、ざっくりと成長、再生、保護がキーワードになると思います。ブランドバーグ水晶は総じて高い波動を持ち、スピリチュアルな成長を強く促すとともに、エネルギーをリフレッシュし生まれ変わらせてくれるかのようです。眩しい程に輝くこれらのエネルギッシュでフレッシュな水晶は、道標かつお守りの様な存在になってくれます。
<アメジストエレスチャル/Amethyst Elestial>
アメジストエレスチャルは、その非常に高い波動で安心と癒しをもたらし、エネルギーをクリアにしてくれます。第6・第7チャクラに働きかけ、高い次元や微細な領域へのアクセスを容易にしてくれるので、エネルギーワークやチャネリング、また内観や内省等自己浄化への取り組みの大きな助けとなってくれます。多次元的な存在である我々の創造性をサポートし、地球上での変化や行動をスムーズかつスピーディに具現化させてくれます。
<玉滴石 (ハイアライト/Hyalite)>
太陽の明るさをもたらして人生に輝きを与えてくれるとともに、完全なメッセージが得られるよう、干渉を回避してマインドを明晰にしてくれます。また未来を予見してリスクや危険を察知する能力や、まやかしを見分けて人物や物事の本質を見抜く力をも高めてくれるそうです。
▲▼ 美しい紫の濃淡の変化をいつまでも目でなぞっていたくなります。輪郭の骨組み部分も力強く浮き立っていて素敵です。
▲▼ 背後にはハイアライトの塊が板状にくっついています。なかなか趣きがあって個性的です。
▲▼ 濃い紫色の芯の部分はポイントの柱面にあたり、セプター型に大きな骸晶が成長した構造になっています。
▲▼ 変化の豊富な彫りの深い造形が実に楽しいです。外側ほど色が淡くなっていて、赤いヘマタイトも所々内包されているのが見えます。
▲▼ 斑に残った酸化鉄や砂泥の付着が格好良いです。下画像、骸晶の奥に輝く濃厚な紫が言葉にならないほど美しいです。
▲▼ カラメルソースの様なハイアライトが、この標本を一層個性的かつ魅力的に仕上げています。蛍光は辛うじて微かに確認できる程度です。
▲▼ 骸晶の奥行きのある複雑な造形は非常に見応えがあり、楽しさが尽きません。
▲▼ 外殻の結晶造形も芸術的かつ自由な生命力に溢れていて実に素晴らしいです。
▲▼ ギザギザにぽっかりと穴が開いています。透き通った紫の美しさとは対照的ながらも何処か調和しているのが不思議で面白いです。
▲▼ 細部まで一つ一つ全ての造形と色彩を残さず味わい尽くしたい、様々な美の詰まった素晴らしい標本です。