Quartz, Astrophyllite & Riebeckite
Locality: Zagi Mountain, Hameed Abad Kafoor Dheri,
Peshawar, Khyber Pakhtunkhwa, Pakistan
Size: 102mm x 72mm x 53mm
Weight: 265g
商品説明:
肉厚ではち切れんばかりのボリューム感と、相変わらずの自由過ぎる結晶造形が大迫力のザギマウンテン産クォーツです。骨太で存在感の際立つブラックリーベカイトと、しなやかな曲線を描きながら黄金色に輝くアストロフィライトとのコントラストも楽しめます。
産地のザギマウンテンは、パキスタンのトライバルエリアに位置する、小高い丘の様な小さな山です。実際には西側の山地一帯、少なくともカブール川沿いのワルサックダム近辺までは採掘地が広がっていると考えられます。レアアースが採掘されることで知られ、星葉石(Astrophyllite)やリーベック閃石(Riebeckite)、金紅石(Rutile)等を内包したヴァラエティに富んだ独特の色合いと形状の水晶が人気です。その他にバストネス石(Bastnasite)、蛍石(Fluorite)、ガドリン石 (Gadolinite)、ジェントヘルバイト(Genthelvite)、チタン鉄鉱(Ilmenite)、モナズ石(Monazaite)、パリス石 (Parisite)、ラブドフェン(Rhabdophane)、楔石(Titanite)、ベスブ石 (Vesuvianite)、ゼノタイム(Xenotime)、ジルコン(Zircon)など稀有な鉱物も産出します。周辺が危険な地域にあり政情も不安定であるため、研究がなかなか進まず未だに謎が多いそうです。
各鉱物の特徴:
<水晶(クォーツ/Quartz)>
肉眼で結晶の形状が確認できる石英のことを水晶といいます。実際には様々な種類や形状がありますが、透明度が高く六角柱状で三角形の錐面を持つのが一般的です。
<星葉石 (アストロフィライト/Astrophyllite)>
花崗岩や閃長岩などの深成岩中に産出する珪酸塩鉱物で、茶褐色や黄褐色、黄金色の板柱状や層状の他、葉片状の結晶が放射状に集合した星型の姿が典型的です。鉱物名は、ギリシャ語で星を意味するAstronと、葉を意味するPhullonに由来します。産地としてはロシアのコラ半島(Kola Peninsula)やノルウェイのランゲサンスフィヨルド (Langesundsfjorden)が有名です。
<リーベック閃石(リーベカイト/Riebeckite)>
ナトリウムを主成分とするアルカリ角閃石の一種です。単斜晶形で色は黒〜灰・青色およびその中間色で、長柱状や針状、繊維状の結晶が主に広域変成岩中に産出します。繊維状の結晶はクロシドライト(Crocidolite)、マグネシウムに富むものは苦土リーベック閃石(Magnesioriebeckite)、マグネシウムとアルミニウムに富むものは藍閃石(Glaucophane)として分類されます。
パワーストーンとしての意味・効果:
<水晶(クォーツ/Quartz)>
水晶はその高い波動で私達の心身をよりクリアーな状態に導いてくれます。ネガティブなエネルギーを浄化し振動数を上昇させるとともに、他の次元と繋がり易くさせる働きもあります。
<星葉石 (アストロフィライト/Astrophyllite)>
自己を客観視する力を与えて本来持つべき自尊心を再認識させるとともに、限界というものが本当は存在しないということを教えてくれます。そして成長と前進の妨げとなっている責務や責任等から解放されること、また人生から取り除かれるべきものを排除することを手伝ってくれるそうです。
<リーベック閃石(リーベカイト/Riebeckite)>
困難な状況においてガイトや閃きを受け取り、独自の問題解決方法を得られるようアシストしてくれます。また直感やサイキック能力を開発するとともに、スピリチュアルな統合性をもたらし明るさや快活さを育ませてくれます。
現状の環境や自己成長に行き詰まりを感じている方にお薦めできます。
ザギマウンテンは聖なる山として昔から地元の方々に崇められてきました。珍しい鉱物が沢山産出することも相俟ってか、ダイナミックでこの世の物とは思えないようなエネルギーの石が出てきます。入手が難しいため高価な場合も多いですが、鉱物標本としてもパワーストーンとしても魅力溢れる格別な鉱物の産地です。お守り代わりやお部屋のディスプレイとしてもお薦めです。是非ザギのエネルギーを生で感じてみてください。
▲▼ 非常に個性的で不可思議な形状をした、ボリュームたっぷりの岩塊です。全体に淡くスモーキーがかっています。
▲▼ 彫刻の様に緻密で美しい結晶模様と、ワイルドでグロテスクなボコボコ感との共存も相変わらずです。
▲▼ 様々なサイズのシャープなリーベカイトが内部に林立しています。良く見ると白っぽい繊維状のアストロフィライトもたくさん漂っています。
▲▼ 一体ザギの何がこの様な形状を生み出させるのでしょうか。
▲▼ 蠢く様な躍動感たっぷりの無数の結晶模様が刻まれています。
▲▼ アストロフィライトの白金の煌めきも神秘的です。
▲▼ さざ波の様に皆で少しずつ前進したかの様な結晶の並びが愛らしいです。
▲▼ 鱗の様な結晶の成長痕が印象的です。以下底面の画像が続きます。こう見えて全面が無数の結晶ラインの刻まれた結晶面になっています。
▲▼ これだけ結晶の目が細かいと、底面だけでも大変な広大さを感じます。
▲▼ 今度は背面です。ドロドロに溶かされた様な表面がかなりの迫力です。雲母も所々付着しています。こちらからも時折ぎっしり詰まったアストロフィライトのインクルージョンが確認できます。
▲▼ 色々な向きに置いて楽しめますが、どう置いても迫力が凄いです。下画像、金色の海に浮かび上がる漆黒のリーベカイトが格好良くてまた美しいです。
▲▼ これだけの美しさと迫力が共存する標本は、やはりザギ以外にはなかなか見付かりません。