Quartz & Chlorite
Locality: Kullu Valley, Himachal Pradesh, India
Size: 74mm x 64mm x 52mm
Weight: 145g
商品説明:
幻想的なグリーンファントムやユニークなグロースインターフェレンス、断裂して再度接ぎ合わされたセルフヒールド等、クル渓谷産の魅力が詰め込まれた贅沢なクラスターです。アイスクリスタル化する一歩手前の言わば半溶けの様な質感の非常に魅力的な標本です。
"Valley of the Gods"とも呼ばれるクル渓谷は、インド北部のヒマラヤ山脈西方に位置する産地です。鉄分の優しい薄ピンク色に色づいた端正でスタイリッシュなものから、ワイルドで独特な形状のものまで、豊富なバラエティの水晶が産出されます。
各鉱物の特徴:
<水晶(クォーツ/Quartz)>
肉眼で結晶の形状が確認できる石英のことを水晶といいます。実際には様々な種類や形状がありますが、透明度が高く六角柱状で三角形の錐面を持つのが一般的です。
<蝕像水晶(エッチドクォーツ/Etched Quartz)>
地中の温度や圧力の変化、フッ化水素を含んだ熱水の浸蝕等により水晶が溶解されることで、表面に蝕像ができたり、その後の再結晶も伴って独特の複雑な形状が造られたりします。これらの様相が結晶構造の手掛かりとなるため研究にも利用されます。
<緑泥石(クローライト/Chlorite)>
10数種ある緑泥石のグループの総称で、種によってマグネシウムや鉄、アルミニウムなどを主成分とします。鉄の含有率に比例して色調が濃くなり黒に近付きます。輝石や角閃石、黒雲母などが変質した石として、火成岩中や熱水鉱床の中にも広く見られます。独立した鉱物名ではありませんが、不特定な緑泥石グループの鉱物のことを単に緑泥石と呼ぶのが通例になっています。
パワーストーンとしての意味・効果:
<水晶(クォーツ/Quartz)>
水晶はその高い波動で私達の心身をよりクリアーな状態に導いてくれます。ネガティブなエネルギーを浄化し振動数を上昇させるとともに、他の次元と繋がり易くさせる働きもあります。
<蝕像水晶(エッチドクォーツ/Etched Quartz)>
物質世界で纏った制限や二元性をリセットし、我々が本来完全で無制限な光の存在であることや、毎瞬自分で新しい自分を創造していることに気付かせてくれます。何かを誘っているような水のエネルギーも感じられますが、丁度ハートとマインドの葛藤や衝動の軋轢を溶かして流してくれる、リフレッシュの清めの水のようでもあります。水は命の源であり古からのあらゆる情報や意志、智恵、内なる力を保持し伝達すると言われています。
錐面に現れる逆三角形の蝕像はトライゴーニックと呼ばれ、生と死、即ち肉体と魂の絆を強め、物質世界と精神世界との往来をサポートしてくれるそうです。魂の再統合、再構成を促し、物質世界の自分に新鮮でピュアな光を降ろします。
<干渉水晶(グロース・インターフェレンス/Growth Interference)>
他の鉱物の干渉により、切れ込みや断面などの成長を阻害された跡が残っている水晶のことで、トラウマや変容、試練等の困難を平穏に乗り越えることができるようにアシストしてくれるそうです。また、自他にエネルギーを与え周波数を上昇させたり、エネルギーのブロックやバリアを取り除く働きもあるとのことです。迫り来る危険を察知し知らせてくれるとも言われています。
<セルフヒールド(Self-Healed)>
破損した部分が再結晶し自己修復されたセルフヒールドのクリスタルは、その自己治癒の智恵を分け与えることで、自分らしさと全体性を取り戻す手助けをしてくれるそうです。我々自身のセルフヒーリングの過程の素晴らしい伴侶になってくれるだけでなく、一見不可能にも思える状況への対処法も教えてくれるため、真摯にベストを尽くすだけでそこに十分な完全性と完結性を授けてくれます。
<緑泥石(クローライト/Chlorite)>
ハートに癒しと調和をもたらす石です。リラックスして深呼吸する様な感覚で、自分の居場所にくつろぐことを許し、地球上に降り立つことを優しく見守ってくれます。協力関係や共同作業の促進効果もあります。
▲▼ クローライトやヘマタイトで彩られたポイント達が、無造作に身を寄せ合う様にして集まって出来たクラスターです。エッチングによる柔らかなフォルムと優しい輝きがとても美しい逸品です。
▲▼ 良く見ると全体に両錐のポイントが多いのも何処となくチャーミングで味があります。
▲▼ 薄ピンクの被膜も相俟って、実に温かみと優しさのあるほっとする様な佇まいです。
▲▼ 干渉によりトップに段差が出来ています。内部に散りばめられたクローライトが幻想的です。
▲▼ 溶かされた表面が何とも味わい深くて魅力的です。完全な逆三角形はなかなかありませんが、クラスター全体に細かなトライゴーニックが見られます。
▲▼ 斜めに断裂した痕がずれたままセルフヒールドにより接合されています。周辺に浮き上がったミストも非常に神秘的です。
▲▼ こちらの両錐ポイントが非常に愛らしいアクセントになっています。干渉の影響もあるのか面白い成長をしています。
▲▼ この辺りの造形は特に神がかり的な美しさだと思います。何もかもが絶妙で完璧です。
▲▼ 上画像中央のポイントは角度によって綺麗なグリーンファントムが見られます。母岩から転げ落ちそうな歪な形状のポイント群がユニークで面白いです。
▲▼ 見ているだけで不思議と癒される様な特別な魅力を持った標本です。見れば見るほど癖になります。