商品説明：
　僅かに両錐の面影が残る、奈良県五代松鉱山産のトラピッチェ水晶です。内部がとてもクリアなため、飛行機雲の様な密度の濃い樹枝状水晶や、角閃石状のインクルージョンがはっきりと観察できる、とても景色の良い標本です。
　奈良県天川村の五代松鉱山に産出するレモン色の水晶には、ポイントの中心部を上下に走る白っぽい筋が見られます。これは特殊な条件及び過程を経て成長したために樹枝状の水晶が内包されたもので、断面に見られる柱面に平行な成長縞とこの樹枝状結晶の描く模様が、サトウキビを搾る農機具の歯車(Trapicho)に似ていることから、トラピッチェクォーツ(Trapiche Quartz)と呼ばれています。コランダムやベリル、トルマリン等の他の鉱物にはこのトラピッチェパターンが良く見られるのですが、水晶には非常に稀でミャンマーやタイ、メキコのストロベリークォーツ等に僅かに見られるほどのようです。黄色の着色は微細な角閃石による可能性が高いと考えられていますが、明らかにはなっていません。

各鉱物の特徴：
＜水晶(クォーツ/Quartz)＞
　肉眼で結晶の形状が確認できる石英のことを水晶といいます。実際には様々な種類や形状がありますが、透明度が高く六角柱状で三角形の錐面を持つのが一般的です。

パワーストーンとしての意味・効果：
＜水晶(クォーツ/Quartz)＞
　水晶はその高い波動で私達の心身をよりクリアーな状態に導いてくれます。ネガティブなエネルギーを浄化し振動数を上昇させるとともに、他の次元と繋がり易くさせる働きもあります。

▲▼　ポイント上部は途切れ途切れの飛行機雲の様に味のある絵になっています。太く密度の濃い樹枝状水晶が根元からしっかりと伸びています。

▲▼　独特の照りとシャープな造りが美しいです。雪の様な内包物が舞っています。

▲▼　角閃石らしき繊維状の内包物も比較的良く見えます。

▲▼　かなりの密度でギザギザの波を水平に描きながら、樹枝状水晶が上へと積み上がって伸びています。

▲▼　樹氷の様なとても美しい空間芸術です。クリアにはっきりと内部が観察できます。

▲▼　以下、根元側のトップの画像です。両錐の面影が僅かですが所々見てとれます。