商品説明：
　まるで古代遺跡の様な非常に個性的な姿をした、珍しい山梨県甲斐駒ケ岳産の骸晶水晶です。絶妙にトリッキーで不思議な構造に組み合わさった結晶の織り成す造形美と、穏やかで温かい独特の気品ある輝き、そして迫力の美しい浸蝕模様が何とも魅力的な素晴らしい標本です。

各鉱物の特徴：
＜骸晶水晶(スケルタルクォーツ/Skeletal Quartz)＞
　結晶が生まれる元となる溶液の成分濃度が高く、速いスピードで成長した結果、稜や角の成長が促進されて面の窪んだ形状になった水晶です。液体や気体、泥等を内包するものが多く、内部の空隙の液体中に動く気泡が見られるものもあります。窓を意味するFenster QuartzやWindow Quartz、またSkeleton Quartzとも呼ばれています。明確な定義を得ることは困難ですが、骸晶水晶の典型的な形状のものは、ヒーリングクリスタルの一種としてエレスチャルクォーツ(Elestial Quartz)としても広まっています。
＜松茸水晶(セプタークォーツ/Scepter Quartz)＞
　いったん成長した水晶の頭部に、それを下地とする新しい水晶が二段階に成長すると、松茸や王笏のような形状になることから、このように呼ばれます。また逆に、二段階目の成長部分にあたる先端が下地より小さくなっているものはリバース・セプター(Reverse Scepter)と呼ばれています。

パワーストーンとしての意味・効果：
＜エレスチャルクォーツ/Elestial Quartz)＞
　究極的な智恵を持つとされるこの石は、我々を宇宙の叡智と繋げ、また情報を妨げる混乱や偏見等のブロックを取り除き、現在、過去、未来における様々な問題や課題に関する情報を与えることで、変化と現実化を促進し、光へと導いてくれるそうです。コミュニケーションの技術や言語化の能力を高めてくれる他、第三の目を活性化させサイキック能力をも成長させてくれるとのことです。
＜松茸水晶(セプタークォーツ/Scepter Quartz)＞
　セプタークォーツは、アトランティスやレムリアの時代に高僧達によってヒーリングの儀式で用いられていたとも言われており、第六から第七チャクラを中心に開花させることで、古代の叡智や高い波動とのチャネリングを可能にしてくれます。ハートに優しいヒーリングのエネルギーを送り、我々の傷を癒し波動を上げてくれると共に、煮詰まった認識や意識を刷新・成長させて世界を再構築するのを手助けしてくれる、これからの時代に必要とされる石です。

▲▼　いくつもの結晶が組み重なって、全体的には「く」の字の様な形になっています。国産には非常に珍しいタイプと大きさではないでしょうか。

▲▼　微妙にスモーキーがかった落ち着いた輝きと、組み込まれた結晶の造形美、そして浸蝕によるエッチング面がこの標本の突出した大きな魅力だと思います。

▲　以下、横向きに立てて撮影した画像です。左側がトップ画像の上部になります。

▲▼　底面は酸化鉄や付着物で覆われていますが、特に目立ったダメージも無く、面白い結晶模様が楽しめます。ごく小さな武石らしき付着物も多く見られます。

▲▼　見る角度によって全く違った表情が現れる面白い標本です。

▲▼　何とも言えない穏やかで温かい輝きです。全体的にもあまりシャープさを感じさせない独特の雰囲気を持っています。

▲▼　砂を被った古代遺跡の様な、どこか手を触れがたい不思議な気高さを感じます。

▲▼　錐面のボコボコと激しく浸蝕された表面がたまらなく魅力的です。付着物も丁寧に洗えば水で簡単に落ちそうなので試してみても良いかもしれません。

▲▼　真ん中辺りも個性的な構造と結晶模様が楽しめます。不思議な建築物の様です。

▲▼　トップ画像と上下逆に置いた画像が続きます。尖塔の様な松茸状の結晶が立ち並び、少し引き締まった姿が現れます。

▲▼　上画像、錐面にあたる部分に描かれたさざ波の様な模様がとても綺麗です。下画像は先端に付いた松茸状の結晶です。

▲　この辺り、緑泥や微小なヘマタイトらしき内包物がが多く見られます。

▲　中央部にクレーターの様に大胆に穴が開けられ溶かされています。非常に美しい結晶芸術が見られる絶景ポイントです。

▲▼　こちらの結晶もとても魅力的です。縮れた様な表面の結晶模様と、両錐の松茸状の可愛らしい造形に愛着が湧きます。

▲▼　トップ画像上部にあたる双頭の浸蝕部分です。こうして見るとかなりの迫力と美しさで、本当に個性の際立つ標本です。

▲▼　以下、トップ画像底面部の画像です。雑然とした中にも良く見ると様々な魅力が散りばめられています。

▲▼　骸晶の素晴らしい層状の結晶模様の上に武石がパラパラと顔を出しています。何とも個性的な面白い景色です。