商品説明：
　とてもクリアで美しいパキスタン産のクローライト付きエッチドクォーツです。真ん中に部分的に残された、条線の綺麗な柱面の素晴らしい透明度は必見です。氷の様な結晶に刻まれた蝕像模様の崇高美を存分に堪能できる標本です。

各鉱物の特徴：
＜蝕像水晶(エッチドクォーツ/Etched Quartz)＞
　地中の温度や圧力の変化、フッ化水素を含んだ熱水の浸蝕等により水晶が溶解されることで、表面に蝕像ができたり、その後の再結晶も伴って独特の複雑な形状が造られたりします。これらの様相が結晶構造の手掛かりとなるため研究にも利用されます。
＜緑泥石(クローライト/Chlorite)＞
　10数種ある緑泥石のグループの総称で、種によってマグネシウムや鉄、アルミニウムなどを主成分とします。鉄の含有率に比例して色調が濃くなり黒に近付きます。輝石や角閃石、黒雲母などが変質した石として、火成岩中や熱水鉱床の中にも広く見られます。独立した鉱物名ではありませんが、不特定な緑泥石グループの鉱物のことを単に緑泥石と呼ぶのが通例になっています。

パワーストーンとしての意味・効果：
＜蝕像水晶(エッチドクォーツ/Etched Quartz)＞
　物質世界で纏った制限や二元性をリセットし、我々が本来完全で無制限な光の存在であることや、毎瞬自分で新しい自分を創造していることに気付かせてくれます。何かを誘っているような水のエネルギーも感じられますが、丁度ハートとマインドの葛藤や衝動の軋轢を溶かして流してくれる、リフレッシュの清めの水のようでもあります。水は命の源であり古からのあらゆる情報や意志、智恵、内なる力を保持し伝達すると言われています。
　錐面に現れる逆三角形の蝕像はトライゴーニックと呼ばれ、生と死、即ち肉体と魂の絆を強め、物質世界と精神世界との往来をサポートしてくれるそうです。魂の再統合、再構成を促し、物質世界の自分に新鮮でピュアな光を降ろします。
＜緑泥石(クローライト/Chlorite)＞
　ハートに癒しと調和をもたらす石です。リラックスして深呼吸する様な感覚で、自分の居場所にくつろぐことを許し、地球上に降り立つことを優しく見守ってくれます。協力関係や共同作業の促進効果もあります。

▲▼　きめ細かに蝕像の美しい彫刻が刻まれています。

▲▼　真ん中の盛り上がった、円盤の様な形状をした両錐になっています。クローライトに浸蝕されていますが、こちら側にも一部柱面が残されています。

▲▼　全体に苔の様に付着しているクローライトがかなり良い雰囲気を作っています。

▲▼　綺麗な条線を伴った柱面の一部が残されています。下画像から少し置く向きを変えての撮影です。

▲▼　やはり透明度の高いこちら側の蝕像の様子は格別です。画像ではわかりにくいですが、内部は勿論、反対側まで見えるほどです。

▲▼　上述の柱面以外、全ての面が溶かされていますが、どの部分も少しずつ表情や造形が異なっていて、とても見応えがあります。

▲▼　真上からと底面からの画像です。底面には大きなクローライトの塊が並んでついています。ルーペで見ると、芋虫の様にクネクネと曲がりくねった綺麗な結晶が無数に生えています。

▲　瑞々しい透明感と条線が美しいです。この標本の魅力を絶対的なものにしています。

▲▼　素晴らしい景観です。氷の様な結晶にミクロの世界まで端正に蝕像模様が描かれています。

▲▼　こちら側の残された柱面辺りはクローライトに激しく浸蝕されていて、迫力たっぷりのワイルドな景観となっています。

▲　錐面だったと思われるこの辺りは、川が浸蝕して渓谷を形作るように、深く長く蝕像によりえぐられています。こちらも照り艶が良く素晴らしい美しさです。

▲▼　今にも溶け落ちそうな氷河の絶壁を見上げているような景色です。

▲　モコモコとした面白いタッチの表面になっています。良く見るとラフではなく非常に細かく蝕像模様が出来ています。

▲▼　先端の方ほど蝕像が細かくなっています。体をくねらせる無数のクローライトも非常に面白く魅力的です。