Etched Smoky Quartz
Locality: Skardu, Skardu District, Baltistan, Northern Areas, Pakistan
Size: 82mm x 68mm x 56mm
Weight: 378g
商品説明:
美しく上品な色合いと抜群の透明度、そして驚異と感動の蝕像模様が特大サイズで楽しめる、希少なパキスタン産エッチドスモーキークォーツです。様々なパターンや度合いの蝕像が観察できるので、末永く楽しめると思います。
氷の様な輝きと透明感を放つ、レアなエッチドスモーキークォーツです。清楚で優しい絶妙なスモーキーの色合いが吸い込まれそうになるほど魅力的です。トップと底面は激しく溶かされていて、蝕像模様のミクロの世界の美しさが存分に堪能できます。柱面の正面側は残されている部分が多く、照り艶の良い表面に端正な条線が走っています。また背面は中腹部を広範囲にわたってえぐられていて、ダイナミックな景観が楽しめます。右側面上部には白い角閃石が集まって内包されていて、良く見ると全体的にも所々微細な白い繊維が泳いでいます。大きいだけではなく、見所が多くてクオリティも高い、非常に良質で希少性の高い標本だと思います。
各鉱物の特徴:
<蝕像水晶(エッチドクォーツ/Etched Quartz)>
地中の温度や圧力の変化、フッ化水素を含んだ熱水の浸蝕等により水晶が溶解されることで、表面に蝕像ができたり、その後の再結晶も伴って独特の複雑な形状が造られたりします。これらの様相が結晶構造の手掛かりとなるため研究にも利用されます。
<煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz)>
水晶中のアルミニウム・イオンが放射線に反応することにより、このように茶色又は黒っぽい色になります。この原理を利用した人工着色のものもありますが、いずれも安全性の面で問題はありません。こちらは天然の煙水晶です。光を透過させない程に黒い煙水晶はモリオン(黒水晶/Morion)とも呼ばれています。
パワーストーンとしての意味・効果:
<蝕像水晶(エッチドクォーツ/Etched Quartz)>
物質世界で纏った制限や二元性をリセットし、我々が本来完全で無制限な光の存在であることや、毎瞬自分で新しい自分を創造していることに気付かせてくれます。何かを誘っているような水のエネルギーも感じられますが、丁度ハートとマインドの葛藤や衝動の軋轢を溶かして流してくれる、リフレッシュの清めの水のようでもあります。水は命の源であり古からのあらゆる情報や意志、智恵、内なる力を保持し伝達すると言われています。
錐面に現れる逆三角形の蝕像はトライゴーニックと呼ばれ、生と死、即ち肉体と魂の絆を強め、物質世界と精神世界との往来をサポートしてくれるそうです。魂の再統合、再構成を促し、物質世界の自分に新鮮でピュアな光を降ろします。
<煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz)>
全てを優しくほぐし、柔らかなグラウンディングを促してくれる石です。思考や感情の過活動状態や鋭利さを和らげ、穏やかさと静けさを取り戻させてくれます。内外のネガティブさや様々なエネルギーの影響を緩和する衝撃吸収剤のような保護力もあります。
▲▼ まるでトパーズ(Topaz)の様に瑞々しく上品な色合いです。
▲▼ 背面は中腹部を横に少しえぐられた様になっていて、ダイナミックな蝕像面が楽しめます。
▲▼ この角度から見ると色々な要素が入っていてたまらなく格好良いです。全体的には鎧の上半身の様な、たくましい胸部を連想させる面白い形になっています。
▲▼ 以下横置きにした画像です。こちらはトップ画像の真上から見た角度になります。トップは一面激しく溶かされていて、ただれた様な表面になっています。ルーペ等で見ると無数の蝕像模様が見えてとても綺麗です。
▲▼ トップ画像左側面にあたります。かなり凸凹が激しくなっています。
▲▼ 底面はモコモコした質感に見えます。こちらはルーペで見るとトップのシャープな蝕像模様とは違ってなだらかな模様が連なっています。
▲▼ トップの拡大画像です。雪山が溶けて雪崩が起きたようになっています。シャープな三角形の蝕像模様が無数に連なって波を描いています。この躍動感とミクロの世界まで延々と続く美しさは感動的です。
▲▼ 底面の拡大画像です。柔らかく優しい雰囲気が印象的です。
▲▼ 正面上部です。この辺りは錐面だったのか、トライゴーニックもあります。上部の激しいエッチングの様子が垣間見えます。
▲▼ 正面中心の柱面が残っている部分です。反対側が見えるほどとてもクリアで、表面も綺麗な条線が入って照り艶も良く非常に美しいです。
▲▼ こちらの右側面も条線が綺麗に見える柱面が残っています。
▲▼ 上部に白い繊維状の内包物が集まっています。ルチルの様な形をしていますが、良く見ると直線ではなく曲がったり歪んだりと比較的自由な動きをしています。この産地の角閃石で有力なのはトレモライト(透閃石/Tremolite)でしょうか。
▲▼ 背面です。海岸の崖のように中腹をえぐられていて、とても魅力的な風景に仕上がっています。
▲▼ 左側面も起伏の激しい蝕像が、ワイルドで生命力溢れる姿を楽しませてくれます。