商品説明：
　母岩の壁面上に散りばめられた透明度の高い清楚な水晶に、シャープなブロッカイトとシルバーのルチルが高い密度で内包されています。クローライトとの組み合わせも面白く、産状のわかる非常に楽しい標本です。
　山の様な母岩の岩壁に、鮮やかなクローライトやブロッカイト、ルチル等を豊かに内包した水晶が面白い形で張り付いています。まるでガラスケースの様に水晶の透明度が高く照り艶も美しいので、内包物の様子を存分に観察できます。母岩上にも小さな水晶やアルバイト、クローライトやブロッカイト等が広く散らばっていて、皆でキラキラと美しく輝いています。ルーペと共にじっくりと探検していただきたい逸品です。色々な発見があると思います。
　
各鉱物の特徴：
＜板チタン石(ブロッカイト/Brookite)＞
　赤褐色の薄板状結晶をなす酸化チタン鉱物です。金属光沢を帯びた塊状や、稀に板状透明な自形結晶としても産出するそうです。また、水晶に内包される板チタン石から灰色から茶色っぽいルチルが生えていることも多いです。
＜金紅石(ルチル/Rutile)＞
　酸化チタン鉱物の一つで火成岩や変成岩の副成分鉱物として広く産出します。小さな柱状結晶や針状結晶として他の鉱物中に含まれることが多いです。通常赤褐色や赤、もしくは黒っぽくも見えますが、水晶中では美しい黄金色が見られます。
＜水晶(クォーツ/Quartz)＞
　肉眼で結晶の形状が確認できる石英のことを水晶といいます。実際には様々な種類や形状がありますが、透明度が高く六角柱状で三角形の錐面を持つのが一般的です。
＜緑泥石(クローライト/Chlorite)＞
　10数種ある緑泥石のグループの総称で、種によってマグネシウムや鉄、アルミニウムなどを主成分とします。鉄の含有率に比例して色調が濃くなり黒に近付きます。輝石や角閃石、黒雲母などが変質した石として、火成岩中や熱水鉱床の中にも広く見られます。独立した鉱物名ではありませんが、不特定な緑泥石グループの鉱物のことを単に緑泥石と呼ぶのが通例になっています。
＜曹長石 (アルバイト/Albite)＞
　ナトリウムを主成分とし、花崗岩、流紋岩やペグマタイト等に含まれる斜長石です。板状や塊状、粒状、短柱状などで産出します。白や透明の薄い板状のクリーブランド石(Cleavelandite)や、長柱状のペリクリン(Pericline)などいくつかの種類があります。

パワーストーンとしての意味・効果：
＜板チタン石(ブロッカイト/Brookite)＞
　自己の内外をクリアに分析し変化を起こす現実的な対応力・行動力を与え、感情や堂々巡りの思考に流された混沌状態から抜け出すのを助けてくれます。静かにエネルギーを充填し、自らの作り出した現実と過去を癒してくれる石でもあります。
＜金紅石(ルチル/Rutile)＞
　浄化を促すとともに全体的にエネルギーを一回り強化し、霊的な耐性をつけてくれます。また、精神的な痛みや苦痛を和らげ、無力感や抑うつ状態から前進するのを後押ししてくれます。周囲に光を放射し、高次元からの導きを受けやすくもしてくれます。
＜水晶(クォーツ/Quartz)＞
　水晶はその高い波動で私達の心身をよりクリアーな状態に導いてくれます。ネガティブなエネルギーを浄化し振動数を上昇させるとともに、他の次元と繋がり易くさせる働きもあります。
＜緑泥石(クローライト/Chlorite)＞
　ハートに癒しと調和をもたらす石です。リラックスして深呼吸する様な感覚で、自分の居場所にくつろぐことを許し、地球上に降り立つことを優しく見守ってくれます。協力関係や共同作業の促進効果もあります。
＜曹長石 (アルバイト/Albite)＞
　マインドに明瞭さを与えるとともに、未知への恐怖を軽減し行動力や自信、意志の強さを持たせる頼もしい石です。人のエネルギーを敏感に察知できるよう第三チャクラにも働きかけ、人間関係や状況がうまく循環するように気配りや協調性の質をも上げてくれます。

▲▼　標本の右端の表裏に、ブロッカイトやルチルを内包した大きめの水晶が集まっています。

▲▼　裏側は断崖絶壁になっています。

▲▼　無数の小さな水晶やアルバイト、そして所々散在するブロッカイトが、目がチカチカするほど綺麗に輝きます。

▲▼　標本表側のメインとなる水晶群です。奥側にオレンジのブロッカイトが表面に出ているのが見えます。豊かなシルバーのルチルの束がシャープに伸びていて迫力を感じます。

▲▼　上画像のスポンジの様なクローライト群の中にブロッカイトが所々隠れていて何となく微笑ましいです。下画像のクローライトを内包する水晶の中にも微量にルチルが入っています。

▲▼　クローライトに浸蝕された水晶群に紛れて大きなブロッカイトが顔を出しています。

▲▼　透明度の際立つ標本裏側の水晶です。

▲▼　クリアな水中を覗いているかの様な目の覚める美しい景色です。シャープで力強いルチルと、対照的なクローライトが印象的なコントラストを描いています。

▲▼　凄い迫力なのにとても清らかな美しさを秘めているのが不思議です。何とも美しい景色です。所々フサフサのルチルが表面にも出ています。