商品説明：
　マラウイ産の南洋美人とも言える、長石とエジリンを内包したファントム入りの両錐煙水晶です。刃の様なメインのポイントに面白い形をした水晶が二つ付いています。表面の段差模様が素晴らしいです。
　粒々の長石が全体に入っていて、美しいファントムやカテドラル状の表面の模様と共に素晴らしい雰囲気を作っています。なかなか見られない上品な濃さのシャープなファントムがとても魅力的です。脇にくっついている二つの水晶もそれぞれに個性的でかわいらしく、メインの水晶と併せて三つ全て両錐になっています。ユニークで魅力溢れる素晴らしい煙水晶です。

各鉱物の特徴：
＜煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz)＞
　水晶中のアルミニウム・イオンが放射線に反応することにより、このように茶色又は黒っぽい色になります。この原理を利用した人工着色のものもありますが、いずれも安全性の面で問題はありません。こちらは天然の煙水晶です。光を透過させない程に黒い煙水晶はモリオン(黒水晶/Morion)とも呼ばれています。
＜錐輝石(エジリン/Aegirine)＞
　ナトリウムと鉄を主成分とする輝石で、アルカリ火成岩中やそのペグマタイト中に多く産出します。ガラス光沢で暗緑色から黒が多く、マンガンを副成分として含有する亜種は赤褐色になります。柱状や針状の集合体を作るのが一般的です。
＜微斜長石(マイクロクリン/Microcline)＞
　花崗岩やペグマタイト、変成岩、熱水脈中に、無色、白色、クリーム色等の短柱状、ガラス光沢半透明で産出することが多いです。微量の鉛で淡緑色になったものはアマゾナイト(天河石/Amazonite)と呼ばれています。

▲　カテドラル調の刃の様な形です。色濃いファントムまでシャープです。

▲▼　脇にヒレの様に付けている二つの両錐水晶がとても個性的です。全面に面白い段差模様ができています。

▲▼　トップまでカテドラルの不思議な段差模様が続いています。

▲▼　透明感溢れるトップの中に、長石の粒がホワイトファントムを作っています。美しいです。

▲　上側の水晶は結晶面の小さな△が沢山見られ楽しいです。裏側はエジリンによるものと思われる干渉による切り口があります。

▲▼　背面はこのように長石がびっしりと内包されています。

▲▼　右側の真っ黒なファントムの縁に沿うようにして長石が固まって入っています。どことなく近未来的な表面の模様もたまりません。

▲　うっとりする美しさです。右側あたりに綺麗な虹も出ます。

▲　左の下側の平べったい水晶がかわいくて仕方ありません。

▲▼　下側のトップはエジリンや微斜長石がくっついて賑やかになっています。反対側とは対照的に野性味溢れる趣です。